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スミ内科 AI・CLINIC 導入事例 株式会社アイソル /開発元:アイネット・システムズ株式会社

はじめに

大阪府豊中市にあるスミ内科は、前院長が昭和42年8月に吹田市千里山でクリニックを開設した。 その後、昭和53年5月に緑地公園に移転され、平成16年に現院長へ事業継承されている。

現院長の宜彦先生の専門は循環器で、これまで大病院で最先端の医療に携わってきた。

診療所は北大阪急行の緑地公園駅の駅ビル2階の好立地で診療所内の待合室には、大きな熱帯魚の水槽があり、患者様の目を引く。

スミ内科では、腹部・胸部・頚動脈のエコー検査や、動脈硬化の測定、長時間心電計、睡眠時の無呼吸検査、ニコチン濃度測定、呼吸機能検査、
骨密度測定、心筋梗塞や糖尿病の遺伝子検査(自費)など多様な検査を受けることができる。

また、患者様の待ち時間を短縮するため、インターネットや携帯電話を利用した順番待ちシステムも導入されている。

電子カルテ導入のポイント

スミ内科では、患者様への情報提供を積極的に行うため、患者様がカルテを見やすいよう、紙カルテをイメージした電子カルテを採用された。 また、継承当初から電子カルテ・PACSの導入を念頭に置いたクリニックづくりがされている。

レントゲン、エコー、心電計など、すべての画像データを画像ファイリングシステムに取り込み、電子カルテと連動させている。 アイコンをクリックするだけですべてを呼び出せるようにレイアウトされており、 電子カルテを中心とした情報の一元化および直感的な操作性を実現している。

電子カルテの選定にあたっては、次の3点を重視したと院長は言う。

(1)カルテの見やすさ、特に2号用紙上で一度に多くの患者様の情報を確認できること
(2)見たい過去カルテをすぐに探すことができること
(3)電子カルテメーカーの信頼性およびサポート力があること

これらの3点を同時に満たしたのは、
株式会社アイソルが販売・サポートを行っている「AI・CLINIC」(開発:アイネット・システムズ株式会社)のみであった。

導入の現場

見取り図

受付

受付
患者様には受付時に問診票の記入をお願いしている。受付で問診票を患者様から受け取り、受付番号カード(写真左上)をファイルに挟んで、診察室へ手渡される。電子カルテを導入しているクリニックではあるが、受付事務員の配置を最小限としているため、問診は紙を利用し、必要があれば、問診内容を医師が電子カルテに入力している。

 

問診票ファイルを受付から診察室へ渡す窓

問診票ファイルを受付から診察室へ渡す窓

診察室と受付の間にはファイルを提出するための窓(写真左)が用意されている。事務員が振り向くと受付のすぐ後ろに窓口があるため、 移動しなくてもすむので、一瞬でも受付を留守にすることはない。 問診票や紹介状、検査結果など、診察室への情報連携は全てこの窓口から行われるため、 診察室にいる患者様のプライバシーを守るという観点からも役立っている。

 
電子カルテ

受付と会計を行う電子カルテ端末がある。受付は事務員1人と看護師1人で行っているため、 患者一覧画面には、各患者様の待ち状況や、容態などが細かく示されている。 この画面は、診察室にも同じ内容が表示されるため、電子カルテを通じて、医師と受付スタッフの効率的なコミュニケーションが可能である。

 

待合室

待合室

待合室の混雑緩和のため、待ち時間順番表示システムを導入している。 受付をした後は自分の待ち番号をWeb、携帯電話で確認することができる。 混雑時には、駅ビル内の商用施設で買い物等ができるため、待合室で診察を待ち続ける必要がなくなる。

第1診察室

第1診察室

診察室のデスクには、アイソル(開発:アイネット・システムズ)の電子カルテ「AI・CLINIC」(写真左)と 画像を管理する画像ファイリングシステム(写真右)が配置されている。 モニターを縦置きにしているため、机上がすっきりとまとめられている。

電子カルテ画面

電子カルテ画面

(1)オーダーフローシートでは、過去にオーダーした内容を項目別に簡単に探すことができる。
(2)次回オーダーでは、定期処方、予定検査などをあらかじめ登録することができる。
(3)家系図表示では、同世帯の患者様のカルテを閲覧することができる。

第2診察室

第2診察室

前院長であるお父様の診察室でも、電子カルテが使用されている。 キーボードは試行錯誤の結果、ローマ字変換ではなく、50音キーボードが採用された。

処置室

処置室

医師からの指示を電子カルテ(写真右)で確認し、看護師はオーダーを実施する。また、受付端末の電子カルテと連動しているため、必要に応じて次回検査(採血の予約)の入力や仮の会計を行うことも可能である。

 

レントゲン

レントゲン

レントゲン機器は操作盤、撮影の位置決め操作が簡単に行える、という理由から、島津社製のレントゲンを採用した。

 

CR

CR

レントゲン室の隣にCRの操作モニタ(写真右)と CR(写真左)が設置されている。 CRによってデジタル化されたレントゲン画像は、DICOMの画像ファイリングサーバーと非DICOMの画像ファイリングサーバーの両方で管理され、 非DICOMの画像ファイリングサーバーは電子カルテにリンクされている。

 

エコー検査室

エコー検査室

超音波画像は、非DICOMの画像ファイリングシステムのサーバーにJPEG形式で管理される。 あわせて、電子カルテとのリンクも貼られ、情報は一元的に管理されている。表示履歴にて、 過去の検査結果を表示させ、患者様への説明と確認を電子カルテの画面上で行っている。

 

クリニック外観

クリニック外観

北大阪急行の緑地公園駅の駅ビル2階のクリニックモール内の好立地に診療所はある。 ガラス張りであるが、ドアへの目隠しや曇りガラスにすることで、患者様のプライバシーは守られている。 ガラスを通してクリニック内の照明が外からも見えるため、患者様にとって入りやすい雰囲気になっている。

まとめ

鷲見院長が、電子カルテ導入で最も重要視したのは、患者様から見てカルテ画面が見やすいことだ。 AI・CLINICでは、一度に表示できる患者情報が多いため、患者様への説明も容易に行うことができる。 レントゲン、エコー、心電計などの検査情報についても画像ファイリングシステムを用いて一元管理されている。 「患者様へ分かりやすい説明を行いたい」という院長の思いが、これらのシステムを通じて実現されている。

電子カルテ導入の効果について鷲見院長は次のように述べている。 「電子カルテを導入すると、紙カルテの時の自由さが失われる半面、 一度に多くの情報を扱うことができるので、患者様に対して必要な情報を豊富に伝えることができる」

また、 AI・CLINICでは、過去にオーダーした内容を項目別に簡単に探すことができる機能や、 同世帯の患者様のカルテ検索ができる機能、定期処方、予定検査などをあらかじめ登録できる機能があるので、 紙カルテではできなかったことが実現可能となり、使い勝手が良くなった、との感想もいただいた。 

(執筆・取材:メディプラザ大阪マネージャー 石原正規)

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