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なるみ会 なるみ記念診療所 ナルミ エア スタジオ 導入事例 テクノジム・ジャパン株式会社

はじめに

「ナルミ エア スタジオ」は、名古屋市緑区にある鳴海駅の北側に位置する、なるみ記念診療所と併設する疾病予防のための運動施設(42条施設)である。「ナルミ エア スタジオ」を運営する医療法人なるみ会と、地域住民の健康支援での関わりは古い。1946年に、33床で始まった鳴海病院を前身とし、その後、1988年に第一なるみ病院が新設されたのに伴い、1993年から現在地に外来診療を中心とした、なるみ記念診療所を開設している。

医療法人なるみ会の基本理念は、「地域に密着し、信頼され安心のできる医療の提供」と「親しまれ、あたたかい病院を目指す」というものである。この基本理念に基づき、なるみ記念診療所は、内科・外科・整形外科・リハビリテーション科を標榜科目とした外来業務だけでなく、プライマリーケア・予防医療にも重点を置いた運営を目指している。その中で、併設する「ナルミ エア スタジオ」は、地域住民の疾病予防と疾病を持つ利用者の健康をサポートする施設として重要な役割を果している。

準備期間に3年を要し、2008年8月に開設を迎えた。きっかけは、当時の地域環境が、1993年の診療所開設時と比べ、薬による治療に頼る、慢性期の患者が増加傾向にあったことだ。地域住民が健康に暮らすために、生活の質(QOL)の向上を考えた、今までとは違うサービス提供の必要性を感じていた。

「なるみ会の理念と予防医療の流れを考えれば、42条施設の開設を決断することは必然であった」と経理課長の馬渕氏は言う。法人経営会議では慎重論も出されたが、地域住民の健康づくりを支えたいとの思いがスタッフの心をひとつにし、目先の利益にとらわれない未来投資型の施設を完成させた。

フィットネスマシン導入のポイント

開設前から、一般のフィットネスジムとは異なる施設づくりを意識していた。利用者の中心は疾病を有している人や、生活習慣病予防を考える人とし、利用者一人ひとりに適した運動プログラムを立案し、効果を示すことができる質の高いサービスを目指した。医師、理学療法士等、医療専門職の技術、知識も取り入れた、他にはない施設運営を目標とした。

「多くのフィットネスマシンを見た中で、医師、トレーナー、管理栄養士が一緒になって運動計画を作成し、利用者に実施してもらう仕組みを構築できる点で、テクノジム社の「ウエルネスシステム」が必然的に選ばれた」

また、開業サポートサービスの充実も選定の決め手になったとのこと。「医療機関は、施設の運営方法や、成熟したトレーナーの養成、PR活動などの経験は少ない。テクノジム社のサポートにより、オープン1週間前からマシンの使用方法などのレクチャーやトレーナーの研修がおこなわれ、オープン後も、3週間に及ぶ研修により、開設がスムーズに運んだ」と馬淵氏は言う。

また、オープン後の6ヵ月間、施設の宣伝方法や会員増加などの相談にも、営業担当者が駆けつけて対応してくれたことで、大きな安心感が得られたと言う。

導入の現場

見取り図

見取り図

医師・トレーナーとの3者面談

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医師・トレーナーとの3者面談

入会者は、運動の安全性を確保するため、血液検査、胸部レントゲン、心電図、尿検査などをおこない、検査結果をもとに健康面、運動内容についてのアドバイスを医師から直接受ける。さらに、最適なトレーニングプログラムを医師、トレーナーとの3者面談で綿密に立案する。

 

「ナルミ エア スタジオ」エントランス

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「ナルミ エア スタジオ」エントランス

3者面談の終了後、吹き抜けの待合室を眺めながら2階にある入り口から「ナルミ エア スタジオ」に入る。

 

待合室

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待合室

施設に入ると、スタッフが元気よく出迎えてくれる。待合室にある掲示板には、お花見イベントなどの様々なイベントが掲示されおり、利用者との関わりを密にするための工夫がなされている。

 

フロント

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フロント

フロントでは、作成されたトレーニングプログラムが記憶されている「ウエルネスシステムキー」が手渡される。スタッフと利用者の和やかな会話のやりとりからも親密なコミュにケーションがとれていることがわかる。

トレーナーポイント

※ウエルネスシステムキー
ウエルネスシステムと各トレーニングマシンを結ぶICチップ
内蔵の記録メディアで、様々なトレーニングデータを記録できる。

 

運動開始前

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運動開始前

運動施設の入り口に設置してある「ウエルネスエキスパート」に「ウエルネスシステムキー」をさし込み、個人プログラムを起動させる。

トレーナーポイント

※ウエルネスエキスパート
システムとユーザーを結ぶインターフェイス。ウエルネスシステムキーにトレーニングプログラムの設定や、測定値の登録、トレーニング結果を確認する際に使用する。

運動開始前

運動を始める前に体重、体脂肪、血圧などの状態を測定する。測定結果は自動的に「ウエルネスシステムキー」に記憶される。「ウエルネスエキスパート」で、過去の測定結果を確認することもできる。

 

有酸素トレーニング

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有酸素トレーニング

有酸素系マシンを使用してウォーミングアップをおこなう。有酸素系マシンに設置されている「キーリーダー」に「ウエルネスシステムキー」をさし込むと自動的にマシンが動き始める。「ウエルネスシステムキー」には、カロリー、心拍数、距離、時間などの有酸素運動をおこなうために必要な情報が設定されているため、利用者は安心して運動をすることができる。

 

筋力トレーニング

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筋力トレーニング

筋力トレーニングでは、マシンに設置されている 「アイソコントロール」に「ウエルネスシステムキー」をさし込む。あらかじめ「ウエルネスシステムキー」に登録されている負荷、回数、可動範囲、スピード、休憩時間などの情報が、アイソコントロールの画面に表示される。初心者や高齢者の方でも、プログラム内容に沿って筋力トレーニングをおこなえば、無理をせずに運動することができる。また随時、トレーナーが呼吸方法などもアドバイスしてくれる。

アイソコントロール

※アイソコントロール
筋力系トレーニングのためのインターフェイス。「ウエルネスシステムキー」から負荷や挙上回数などの情報を読み込んで表示する。

 

キネシスを利用した運動

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キネシスを利用した運動

トレーナーの指示を聞きながらキネシスで運動をする。キネシスは人間本来の自然な動きに合わせて使用できるため、無理なく身体機能(持久力・バランス力・体力・柔軟性)を向上させることができる。初心者や高齢者でも安心して運動することができる。

※キネシス
日常的な動作に即した運動から、特定の部位にフォーカスしたリハビリテーションまで、多様な目的に柔軟に対応できるテクノジム社独自のトレーニングマシン。

 

トレーニングルーム

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トレーニングルーム

平日の日中でも40名近い利用者で賑わう「ナルミ エア スタジオ」。洗練されたマシンのデザインも施設にマッチしている。

 

カウンセリングルーム

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カウンセリングルーム

カウンセリングルームにある「トレーナーポイント」に「ウエルネスシステムキー」をさし込むと、利用者のトレーニングの実施データと結果情報がPCへ読み込まれ、モニターに表示される。

同施設では、身体の各部位の最大筋力を3ヶ月ごとに測定する。測定結果とプログラムの進捗を見ながら、医師とトレーナーがカウンセリングをおこなう。

体力向上の評価や、柔軟性などを分析し、より効果的なプログラムに変更する。また、食生活の改善や食事制限などの必要がある場合は、常に管理栄養士も加わり利用者に適したプログラムに変更する。

施設内には、医師が巡回しているため、定期的なカウンセリングだけでなく、気軽に相談にも応じてくれる。

※トレーナーポイント
ウエルネスシステムキーからPCへの読み込み、書き込みを実施するシステム

 

トレーニングプログラムの修正

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トレーニングプログラムの修正

カウンセリングの後、トレーナーは、トレーニングプログラムを更新する。利用者の健康状態や利用状況に合わせて、トレーニングプログラムが修正できるため、各利用者に応じたオンリーワンのプログラムの作成が可能になる。

 

スタジオ

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スタジオ

施設の奥にはスタジオがあり、ヨガなどのプログラムが実施されている。

 

リハビリテーション室<なるみ記念診療所内>

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リハビリテーション室<なるみ記念診療所内>

併設するなるみ記念診療所内には、メディカルフィットネスと別に、患者様向けのリハビリテーション施設も完備されている。

 

「ナルミ エア スタジオ」の外観

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「ナルミ エア スタジオ」の外観

通りから一目でわかる筒状のフォルム。ガラス張りのスタジオスペースが、「ナルミ エア スタジオ」の目印となっている。

 

施設エントランス

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施設エントランス

施設の1Fには、診療所と併用の駐車場が完備されており、車での施設利用もできる。駐車場内にある「ナルミ エア スタジオ」看板からは、医療法人なるみ会に勤務している医師の姿を見ることができる。

 

まとめ

「ナルミ エア スタジオ」は、なるみ会の基本理念に基づき、地域住民の健康を守るために、医師、トレーナー(理学療法士)、管理栄養士の三者が一体となって、利用者へ積極的に関与している。診療後に、医師が施設内を見回り、利用者の健康状態に気を配り、相談にも気軽に応じている姿からも基本理念の浸透がわかる。

医師の西田先生は次のように述べる。

「薬漬けの治療では医療施設に依存させるだけで、本当の健康を獲得できない。これからの時代は自らが健康管理をおこなっていくことが求められている。」

メディカルフィットネスは、運動してダイエットしたり、体力を強化したりするだけの施設とは異なる。なぜなら、医学的な知見が必要となるからだ。疾病のある利用者は、体を動かすことで逆効果になる場合がある。また、高齢者の過度な運動は、健康を損ねる危険性もある。利用者には、適切な運動量を伝え、実施してもらわなければならない。

テクノジム社の「ウエルネスシステム」は、利用者ごとにトレーニングプログラムを作成できるので、その点、でも大きな役割を果たしている。個別のトレーニングプログラムを「ウエルネスシステムキー」に記憶させることで、回数、負荷、運動速度などが管理できる。また、トレーナーポイントを用いれば、利用者ごとのプログラムの進捗や、健康状態の確認ができ、プログラムの修正も簡単におこなうことができる。

利用者一人ひとりに合わせてカスタマイズできる、オンリーワンのトレーニングプログラムが、利用者に高い満足感を与え、継続性を促している。今回の「ナルミ エア スタジオ」のケースは、テクノジム社のシステムとマシンの導入によって、地域に密着したメディカルフィットネスを実現した好事例だと言える。

(取材・執筆:メディプラザ アドバイザー 田原和斉)

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